6.陽はまた昇る
作詞:氏原ワタル
作曲:氏原ワタル
時は流れるリズムに乘せて
踴り明かした青春が
夢に現を拔かしてまわる
流行りに飽きてしまうと
きらめく街の燈りが消えて
陽はまた昇る
夜の優しさを朝に忘れて
人ごみの中で迷い泣いた午後
古い悲しみを夕日で滲ませ
新しい夜を越える支度にかかる
僕は轉がる石の一粒
積もる瓦礫恐れて
居たり逃げたり似たり寄ったり
いつも同じ心像風景
あまねく續く都市の影繪に
陽はまた落ちる
朝の愛しさを夜に忘れて
反初めの光求め吞んで候
道なき道とか英雄に憧れ
世知辛い明日を生きる腹積もりで
ふいに昔の歌が聽こえて
あの日の想い掠める
僕の夜が壞れ始める
君の愛しさを時に忘れて
とめどなく浴びる酒に醉って朦朧
危うい眼差しをどこかに捨てて
行方知れず彷徨えるこの頃
夜の優しさを朝に忘れて
人ごみの中で迷い泣いた午後
古い悲しみを夕日で滲ませ
新しい夜を越える支度にかかる
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